岸野靖之さん 松本大サッカー部監督に就任

151222yamp松本山雅FCと松本大(松本市新村)は18日、山雅ユースアカデミーアドバイザーの岸野靖之さん(57)が、同大サッカー部の監督に就任すると発表した。2010年に結んだ連携協定に基づき実現。部の競技力向上を通し、大学側はキャリア構築や人材育成、広報効果、山雅側は選手育成・発掘の環境充実など、双方に利点が見込めそうだ。
北信越大学リーグ1部に参戦する同部は、今季降格が決定。2部で戦う来季は部員が20人ほど増え、60人を超えるとみられる。
現在の2チーム制から3チーム制に変更し、岸野さんは1軍チームを指導。併せてほかの指導陣の配置も見直し、齊藤茂・現監督(38)は総監督などとして、引き続き指導に携わるという。
サガン鳥栖を率いるなどJリーグでの指導経験も豊富な岸野さんだが、大学生の指導は初めてで、さっそく選手やチームの現状把握に取り組む考えだ。
同大で開いた記者会見で岸野さんは「大学生はこれから社会に出る大切な時期。サッカーだけでなく、人間としての成長も大事にしたい」と意気込んだ。
これまでは協定により、大学側が練習施設を提供したり、学生が「スタジアム弁当」を開発したりしており、山雅側は「恩返しをしたいと思い続けてきた」(加藤善之ゼネラルマネジャー)。今後J1への再昇格、定着を目指す上で欠かせない育成面の充実もにらみ、山雅側が指導者派遣を持ちかけた。
同大の住吉廣行学長は「この取り組みが、サッカー界の将来の展望を開くかもしれないという意味でも見守りたい」と期待。
山雅の神田文之社長は「松本大の協力で新しい挑戦ができることに感謝している。これを形だけでなく、本当の意味での連携につなげる」と力を込めた。
(長岩将弘)