山雅新加入13選手記者会見 補強に手応え

サッカーJ2松本山雅FCは13日、今季の新加入13選手の記者会見を松本市内で開き、それぞれが意気込みなどを話した。加藤善之GMは編成のポイントを昨季と同じ「J1仕様、競争原理、新陳代謝」とし、「思い描いていた選手たちに来てもらい、反町監督のイメージにかなう補強ができたのでは」と手応えを口にした。
今季は、J1だった2015年に在籍した岩上と前田、いったん退団して大学を経た山田ら、反町監督の戦術やチームを知る選手たちが再加入。ほかにもJ1の経験が豊富な守田、前所属チームで主力だった藤田、浦田、中美ら各ポジションに実力者が並んだ。
昨季は特別指定で先発7を含むリーグ8試合に出場した下川、法政大の総理大臣杯優勝とインカレ準優勝に貢献した武藤ら有望な若手もそろい、チーム内の競争は激しくなりそうだ。
また、戦力分析担当コーチとして、3月に鹿屋体育大を卒業する今﨑晴也さんの就任を発表。現場をサポートするため、増本浩平U|15監督のトップチームコーチ就任を15日に発表した。
加藤GMは、8位に終わった昨季に課題として挙がった選手の高年齢化や戦力の薄さが一定程度は改善されたとする一方、「今季はともかく2、3年後が安泰かといえば、そうは言えない。育成組織の強化と合わせ、今後も力のある若手獲得に努める」と強調。
選手獲得を担う柴田峡編成部長は「世代交代を踏まえて(今季所属の)33人が同じスタートラインに立つ。個の力だけで勝てるリーグではない。1+1を2ではなく、それ以上にできるチームにならなくては」と力を込めた。

【25番・MF前田直】
J2に降格したまま(山雅を)去り、ずっともやもやした思いがあった。(昨季実績の)J1で4得点は僕じゃなくてもできる。が、山雅をJ1に昇格させ、残留させることは僕にしかできないと、胸を張って言いたい。
15年シーズンの得点は勢い任せの部分もあったが、横浜FMではゴール前でも落ち着いていられた。山雅で教わった泥臭さとアグレッシブさに加え、横浜FMで身に付けた冷静さや技術を今季見せたい。
【38番・FW永井】
昨季は名古屋でJ1昇格を経験したが、けがもあり個人的には不完全燃焼。チームのために何もできず喜べなかった。
自分は技術がある方ではないが、スピードやクロスに合わせる動きなど、点を取るためのプレーは負けないと思っている。
満員のアルウィンでゴールを決めて大歓声を浴びたいし、わくわくする。これまで何度も誘ってもらった山雅でチームに貢献し、自分のプレーに納得がいくJ1昇格を果たしたい。
【37番・MF山田】
高卒で入団した前回の在籍時は、1度もピッチに立てず悔しい思いをしたが、当時は心身両面で大きく足りなかった。大学に行き、プロの舞台に立とうと頑張ってきた。
大学でボランチ以外に左SBやCBも経験してプレーの幅を広げ、ハードワークや守備力、パスをつなぐ技術を培った。
山雅に戻れると思わなかったが、再びチャンスを得たことに感謝している。この気持ちを表現できるよう努力する。
(長岩将弘)