“小谷のイケメン”カレンダー販売 村PRにも一役

“小谷系男子”、カレンダーに閉じ込めました-。小谷村は村内に住む若年男性をモデルにした2018年版カレンダー「小谷男暦(おとこごよみ)」を作り、販売を始めた。結婚相手探しだけでなく、「おもしろいことをやっている村」と興味を持ってもらい、移住につなげたいという思いを込めている。
壁掛けタイプのカレンダーでA4判。4月始まりで、村内に住む21~37歳の独身男性12人が月替わりで登場する。最近はやりの、職業などに焦点を当てた“○○男子”に着目し、自営業、農業、左官業など、職業はさまざまだ。
カレンダーを発案したのは、村政策顧問の野﨑由紀子さん(53)。「厳しい自然が育んだイケメンこそ、小谷一の特産品。その魅力に引かれた女性はもちろん、小谷って面白いことやってる村だな、と興味を持った人の移住につなげたい」と提案した。
6月は田植えにいそしむ姿。12月は古民家でゆっくりとワインを傾け、1月はスキーで雪上を軽やかに滑降。職業や趣味を軸に、その人にあったシーンを撮影した。写真脇には各モデルのキャッチコピーが躍る。オーストラリアから移住したという10月の男性には「世界で一番、ここが好きで来ました」。自然に恵まれた村ならではのライフスタイルを伝える工夫を凝らした。
「結婚相手募集中」の宣伝もばっちりだ。暦部分には登場する男性の職業や趣味、女性のタイプ、「出没エリア」を記載。裏表紙には、松本久志村長がカレンダーの収益はモデルと結婚した人への「祝い金に充てる」とコメントしているほか、「デート、嫁入りの申し込みは下記まで」と村役場の電話番号を案内している。
モデルの人選は、村内若者有志らのグループ「OTARI-nk(オタリンク)」が担当。グループ代表で村職員の小林慶士さん(26)は「容姿、性格ともにイケメンの12人を選んだ」と胸を張る。
5月のモデルを務めた自営業、藤原成吾さん(28、千国乙)は、「自分でいいのかとも思ったが、かっこよく撮ってくれるなら」と引き受けた。昨年5月3日に村内で行った「塩の道まつり」で撮影された写真は、江戸時代に地域を駆けた飛脚のような装いに身を包み、りりしく遠くを眺める姿が印象的だ。
気恥ずかしさや緊張からポージングに苦労したこともあり、撮影には2時間ほど費やしたというが、「良い写真になった」と喜ぶ藤原さん。「進学や就職で、地域から若い人がどんどん減っている。このカレンダーで若い人が増え、地域が活性化するならモデルを引き受けたかいがある。自分もいい人がいたら結婚を考えたいです」と笑う。

1500部を作製。1500円で、道の駅小谷などで販売。村役場で郵送も受け付ける。村企画財政係電話0261・82・2038
(大山博)