安曇中生徒が高齢者のごみ出し手助け

松本市安曇中学校(横山耕二校長、21人)の生徒たちが、学校のある島々地区で週に1度のごみ出しボランティアを始めた。一人暮らしのお年寄りが対象。グループごとに各家庭を訪れてごみを預かり、収集場所に持っていく。生徒たちの元気な朝のあいさつに、お年寄りや地域全体も元気になっているようだ。
取り組みは6月にスタート。生徒たちは1~3年混合で4グループに分かれ、担当の家を決めた。負担が大きくなりすぎないようにと2、3人ずつが交代で訪問する。安否確認の一端も担っており、必ず声を掛け、顔を見てからごみを受け取る決まりだ。
7日朝、男子2人の訪問を受けた奥原幸子さん(81)は「ごみを持っていってもらえるのはありがたい。何より、毎週笑顔で来てくれるこの子たちの顔を見られるのがうれしい」と喜ぶ。
藤山ひよりさん(2年)は「最初は気が進まない部分もあったけれど、みんな喜んでくれるからやって良かったと思う」と話す。
高齢化が進む中、足腰が不自由になるなどごみ出しに不便を感じるお年寄りも多い。地域でアンケートをした時もごみ出しが課題の1つとなっていたが、これまでは近所の人などが助けていた。
地域のためにできることをと考えていた中学生と、ごみ出しなどの問題を考えていた公民館で話し合い、活動が始まった。
「褒められることが自信になる。顔見知りになって、地域のつながりが発展していけば」と横山校長。上條良文町会長は「地域のことを考える居酒屋も始まった。夏休みなど、子どもたちが休みの時は大人も協力するようにして、みんなで地域を支えていきたい」と話している。
(田原利加子)