天皇杯1回戦 若手躍動で大勝 内容に課題も

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サッカーの第96回天皇杯全日本選手権は27、28日、各地で1回戦36試合を行った。山雅は28日、山口県代表の徳山大学とアルウィンで対戦し、6-0で大勝した。リーグ戦で出場機会がない若手らが躍動した一方、大学生の相手にペースを握られる時間帯も長く、課題を残した。
山雅は直近のリーグ戦(21日)から先発7人を入れ替え、3年目の柳下と高卒新人の前田が公式戦初先発。GKは今季初出場の白井。
前半はほぼ一方的な展開。山雅は開始直後から押し込み7分、前田が左サイド深くから上げたクロスに三島が滑り込みながら合わせて先制。28分にも安川が蹴ったFKの流れから後藤が頭で折り返し、三島が蹴り込んだ。
さらに1分後、ウィリアンスのシュートはゴールポストをたたいたが、跳ね返りを前田が蹴り込み3点目。42分にはゴール正面で前田から絶妙なヒールパスを受けたウィリアンスが決めて4-0。
しかし、後半は様相が一変。相手に中盤を支配され、セカンドボールを拾われ続けた。決定機こそつくらせなかったが、攻めあぐねる時間が続く。
潮目が変わったのは終盤。42分、柳下の右クロスを途中出場の石原が合わせて突き放し、ロスタイムには相手GKをかわした三島が途中出場の山本にゴールを譲って駄目を押した。
スコアは圧倒。しかし、反町監督は「練習で繰り返しているミスが出てしまい、大きな収穫とは言えない。もっとこだわりを持ってやってほしい」と、若手に一層の奮起を求めた。
前田は準公式戦(3月のプレシーズンマッチ)を除きプロ初得点を挙げたが、「ボールを失うことも多く、まだまだ。次の(出場)機会があれば頑張るだけ」と表情を緩めず、7月末の加入後、初ゴールを含め2得点の三島も「チャンスはもっとあった。悔しさの方が大きい。全体的にプレーも良くなく、特に後半は見つめ直す必要がある」。
次週(9月3日)の2回戦は、1回戦でJ2岐阜を破ったJFLのホンダFC(静岡県代表)をアルウィンに迎える。JFL時代の対戦成績は山雅の2勝1分け1敗。
(長岩将弘、田中信太郎)