天皇杯3回戦J1鳥栖に敗退 自信と悔しさを次に

131017yampサッカーの第93回天皇杯全日本選手権は13日、各地で3回戦9試合を行った。山雅はJ1のサガン鳥栖とアルウィンで対戦し、延長戦の末に1-3で敗れた。昇格後初となるJ1チームとの公式戦。終盤にPKで勝ち越しを許す悔しい結果ながら、山雅らしさを発揮し善戦。自信と悔しさを、上位対戦も残るリーグ終盤戦への糧にしたい。
鳥栖の強力なフィジカルに阻まれた前半の山雅は前線にボールを送れず、押し込まれる時間帯が続く。30分には、高橋(松商学園高出)に右クロスを頭で合わせられ、先制を許した。
しかし後半、鳥栖の運動量が落ち始めると、山雅は徐々に攻撃の糸口をつかみ始める。22分、右サイドの玉林からボールを受けた岩上のクロスを、塩沢が頭で合わせて追い付いた。
流れを引き寄せた山雅だったが、「あの時間帯でたたみかけられなかったことは課題」と悔やんだのは塩沢。その後も何度かチャンスをつくり、38分にはホドリゴカベッサを投入したものの追加点はならず、試合は15分ずつの延長戦へ。
互角の展開で折り返した後半9分、相手CKの際に飯田が豊田を押したとしてファウルを取られ、PKに。
ボールが絡まないプレーでもあり、観衆も判定の意図を酌みかねるように、一瞬静まり返った。「PKであったとして、なぜ即座に宣言せず、イエローカードも出さないのか」と、試合後の反町監督も疑問を呈した。
山雅はPKを決められた3分後にも失点。「選手たちの努力が報われなかった。こういうときもあるが、少しつらい」と、指揮官はかれた声で振り返った。
リーグ戦は次節神戸、38節福岡。フィジカルに優れ、プレッシャーも強いチームとの連戦を控える。似たタイプのJ1チームを相手に90分間を同点で終えたことは事実だ。
「いい点は、これでリーグに集中できること。しっかり仕切り直していく」と反町監督は恨み節をのみ込み、前を見据えた。
(長岩将弘、倉科美春)