天皇杯2回戦 後手踏みホンダFCに「完敗」

160906yampサッカーの第96回天皇杯全日本選手権は9月3日、2回戦20試合を各地で行った。4年連続の3回戦進出を狙ったJ2の松本山雅FCは、静岡県代表のJFL(日本フットボールリーグ)ホンダFCと松本市のアルウィンで対戦し、1-2で逆転負けした。
JFLはJ2より2つ下のカテゴリー。山雅が12年のJリーグ入り以降に、天皇杯で下のカテゴリーのチームに敗れたのは初めて。

挑戦者として果敢に向かってきた相手に対し、山雅はほぼ主力メンバーで臨みながら受け身に回り、「完敗」(反町監督)した。
球際で激しくボールを奪い、徹底して短いパスをつないで迫ってくる相手に気おされたように、山雅は序盤から後手を踏んだ。
それでも前半26分、工藤が奪ったボールを三島がつなぎ、高崎が決めて先制。しかし、その3分後、右サイドを崩されてクロスから失点し、追い付かれた。
後半も相手の動きは衰えず22分、左からのクロスを合わせられて逆転を許す。山本、ウィリアンスらを投入して攻撃のギアを上げたが、得点できなかった。
反町監督は「サッカーの原点に立ち返らなければならない内容。技術的な問題でなく、フットボーラーとしてファイトできていたのかどうか」と指摘。
先制点が実らなかった高崎も「気の緩みがあったと思われても仕方ない。リーグ戦でなくて良かったと考えるしかない」と、硬い表情で振り返った。
リーグは11日に再開し、2位の山雅は6位の京都を迎え撃つ。天皇杯敗退は、J1昇格を目指すリーグでの戦いに吉と出るか凶と出るか。反町監督は「もっと精進し、今日の負けを次に生かさなくては」と前を見た。
(長岩将弘、田中信太郎)