大町の古川さん夫妻が有害獣の撃退が目的「ツリーテント」を設置

大町市平簗場の古川孝雄さん(76)、トミコさん(72)夫妻はこの冬、畑脇などの樹木を利用して「ツリーテント」を設置した。畑を荒らすイノシシやニホンジカなどの有害獣の撃退が目的。頻繁に現れるようになるこれから、時間がある時にテントの中から田畑を見張って追い払う。
平地区では近年、野生の獣が度々出没。昨年10月半ばには、古川さん宅の畑にもイノシシが出て、何面も掘り返されるなどの被害に遭った。
対策としてラジオを設置して大きな音を流したが、効果がなく、トミコさんは「ラジオの下でイノシシが土を掘っていた」とあきれ顔で話す。
このため、「時々、人が見張っていることを分からせれば、警戒するのでは」と、冬場の楽しみを兼ね、畑の縁や山際にあるミズキ、コナラ、クリなどの樹木を利用して3カ所にツリーテントを設置。それぞれはしごをかけ、大人も乗れる強度の台座を設けてテントを張れるようにした。
地表から台座までの高さは4~8メートル。山際のツリーテントからは、畑が見渡せるという。
今後はY字型の木の枝とゴムで、パチンコも作る予定。孝雄さんは「ここはロケーションも良く、イノシシなどを監視しながらビール飲んで昼寝していたら最高だよ」と満足げに笑う。
(田原富美子)