大町でシカ肉や地元産野菜使用のギョーザとおやき開発中

大町市の食に関する団体などが協力し、地元産のシカ肉や野菜などを使ったギョーザとおやきを開発している。シカ肉の新たな活用法を考えるのと同時に、できるだけ地場産の食材を使うことで地域の活性化につながることも期待。この春のうちには売り出したい考えで、試作を重ねている。
どちらも鳥獣肉の解体・加工施設「美麻ジビエ工房」(美麻)から仕入れたニホンジカのひき肉と、「菜の花ステーション」(大町)が販売する調味用オイル「菜の花オイル」を使用。これに加え、おやきはニンニク、ニンジンなど、ギョーザはエノキタケや行者ニンニクなど、地元の食材をふんだんに使う。おやきは地粉にエゴマの粉を加えた生地で包み、ギョーザは菜の花オイルで作ったラー油を添えて出すことを考えている。
開発の中心になっているのは、首都圏への市内産野菜の販売などを手掛ける北アルプス自由市場(平)代表で、かつて市内で総菜店を開いていたこともある佐藤正樹さん(72)。
美麻地区の猟友会員らでつくる「美麻ジビエ振興会」の種山博茂会長(75)から、シカのひき肉の新しい使い方を考えてほしいという話を佐藤さんが受け、「地元の野菜などと組み合わせたらいいのでは」と発案。菜の花ステーションのスタッフたちのサポートを受けて1年ほど前から試作を重ね、よりよい味や食感などを研究している。
佐藤さんは「地元の食材で作ったこれらの商品を売り出すことで、まちおこしにつながっていけば」と話す。
今後も改善を図り、春からのイベントなどで販売を始める予定。将来的には土産品として売り出すことも検討している。
(大山博)