大町で「塩ほおずき」製造開始

農業などによる障害者の就労支援を行っている大町市平の地域活動支援センター「ばいはるちゃにみとろ」は、新商品「塩ほおずき」の製造を始めた。試作品は今年3月の市特産品開発コンテスト(市主催)の新商品部門でグランプリを受賞。早ければ10月初めにも発売する予定で、収益の柱の一つにも育てたい考えだ。
完熟する少し前の食用ホオズキを塩水に1カ月ほど漬ける。塩気と完熟前のほろ苦さがあり、あっさりとした味が特徴という。
8月25日、センター内で初めて仕込んだ。がくを取り除いた約200個のホオズキを、職員や利用者が瓶に詰め、試行錯誤したという濃度の塩水を満たした。
センターでは2年前からホオズキの栽培を始め、コンポートなどに加工して販売。「塩ほおずき」は、大町で生まれ育った職員の内河みつ代さん(63、大町)のアイデアで、幼少期に地域でよく食べられ、似たような味だったというスグリの塩漬けに着想を得た。
コンテストでは、審査員を務めた市出身の料理研究家横山タカ子さんが「懐かしい味がした」と評価したほか、他の審査員も「生のホオズキよりはるかにおいしい」などとし、新商品部門(出品23点)の最高賞に輝いた。
同センターを運営するNPO法人「みとろクリエイト」理事長の三戸呂三都子さん(63)は「商品の広がりによって、センターの活動を知ってもらうことにもつながれば」と期待する。
1瓶約135グラムで、同センターや、市内の特産品店などで販売予定。センターの販売価格は650円。電話0261・85・0243。
(大山博)