塩尻の横山さんがシューティング場開設

塩尻市片丘の横山孝行さん(58)は4月30日、エアガン、ゴム銃、吹き矢が練習できる本格的なシューティング場「ブルズアイ」を自宅横にオープンした。長年シューティングに親しんできた横山さんが、正しい知識を身につけ、安全に楽しく遊べる場所を提供したいと、仕事を辞めて一念発起した。県内でも珍しい施設だ。
シューティングレンジ(射撃レーン)は、屋内にエアガン用の5メートルレーンが3つ、ゴム銃用の1メートル20センチレーンが1つ。屋外にエアガンと吹き矢ができる20メートルレーンが1つ。
基本は自分のエアガンなどを持ち込んでプレーする(持ち込み無料)が、レンタルもあり、エアガンは対象年齢10歳以上と18歳以上のものが1000~1200円、ゴム銃は年齢不問で500円。
天井はBB弾がめり込むプラスチック段ボールで覆い、床もクッションを敷き詰めて弾が跳ね返らないよう安全対策を施す。

小学生の時、銀玉鉄砲に夢中になってからずっとシューティングを楽しみ、スポーツ射撃大会にも出場する横山さん。エアガンはもちろん、1990年代に登場したスポーツ吹き矢や、近年人気のゴム銃にも取り組み、国際吹矢道協会と日本ゴム銃射撃協会ではそれぞれ塩尻支部長。体験会や大会を開くなど普及活動をしている。
長年、信州まつもと空港で給油の仕事をしてきたが、母親が亡くなった年齢(59歳)を目前に、「やりたいと思っていたことをやろう」と早期退職。自宅横の離れを1人で改装した。

「安全に楽しめる場所を作り、ルールやマナーを教えたい」というのが横山さんの願い。エアガンを人に向けて撃ったり暴発したりするニュースが流れるたびに、教育の重要性を痛感してきた。
「射撃は集中力や精神力などを要するスポーツだが、それはルールを守ってこそ成り立つもの。エアガンに興味を抱く年頃の子たちに、特にしっかりと伝えたい」
ブルズアイではAPSと呼ばれる射撃競技の記録会なども開きたい考え。「ここから五輪選手が出ることを夢見ている」と笑顔を見せた。

利用料はエアガンと吹き矢が30分1000円、ゴム銃は30分500円。午前10時~正午、午後1~7時。不定休。電話090・8683・0927
(松尾尚久)