地元企業の人材確保へ 松工で「会社ナビ」

松本市の松本商工会議所と松本機械金属工業会は1日、松本工業高校の2年生(男子178人、女子8人)を対象に、企業説明会「会社ナビin松工」を同校で開いた。近年の人材不足を背景に「地元企業を知ってもらい、人材確保につなげたい」という初の試み。松本、安曇野市の10社が参加し、トークセッションと会社説明会の2部構成で行った。
1部のトークセッションにはシナノカメラ工業(寿北)、松本鉄工所(笹賀)、鬨一(ときいち)精機(和田)、デリカ(同)、トピーファスナー工業(笹賀)、安曇野市のちくま精機(明科)、ヒラバヤシ(同)の7社が参加。生徒に対面して並んだ各社の若手社員7人が、司会者の質問に答える形で進められた。
社員は、強みとする自社の技術や、自身が取り組む仕事の面白さなどをアピール。会社を選んだ理由、社内の雰囲気、休日の過ごし方なども紹介した。
また、地元就職ならではの経済的余裕や、同校の卒業生が多い職場での心強さなど、地元出身者や同校出身者としての経験も伝えた。
2部の会社説明会には、松本市の泉精器製作所(笹賀)、タカノ(和田)、田中機器製作所(島内)の3社も加わり、企業ごと教室に分かれて実施。生徒は20人ほどの班になって教室を巡回し説明を受けた。
松本鉄工所の説明会で、同社が手掛けたダム設備の画像を見た電子工業科の堺俊也さんは「金属でできた巨大な装置には興味を引かれた」。進路指導担当の山口重徳教諭(55)は「どんな仕事をして生きていくのかを考える良い機会になったと思う」と話した。
松本商工会議所ものづくり支援グループの田村啓昭さん(47)は「参加した企業のことは確実に知ってもらえた。今後は機会を増やし、専門学校や大学などでも開いていきたい」と話した。
(宮沢厚子)