厳寒の朝現れた異次元の「窓霜星人」(松本市美ケ原高原・王ケ頭ホテル)

170323sikip星形に現れた窓霜は地球外生命体を連想させ、宇宙への関心が膨らんでいく=ニコンD3S、ニッコールED28-70ミリ、偏光板+偏光フィルター、美ケ原王ケ頭ホテル内

美ケ原高原(2034メートル)にある王ケ頭ホテル(松本市)の窓ガラスにできる窓霜(まどしも、霜の華)に、異次元の世界を連想させる「窓霜星人」が現れた。
繊細で幻想的な窓霜の“光彩劇場”もフィナーレを迎えているが、今冬出合った衝撃的な驚愕(がく)の窓霜が今も脳裏から離れない。
氷点下15・7度と冷え込んだ1月18日の朝。偏向板と偏向フィルターを通して鮮やかに浮かび上がる窓霜に、煌(きら)めき立つ星形の光彩が目に留まった。「窓霜星人」だ!広げた両腕両脚に頭部も見てとれる。飛翔しているような姿に目を奪われ、思わず心が宇宙へと駆け出してしまった。
画面右半分には、空想の宇宙人を連想させる何体もの顔が潜み、左側には90度右に傾いた2つの黒いピラミッドが現れている。
NASA(米航空宇宙局)などの国際チームは、地球から39光年離れた先に、地球に似た惑星が7つある恒星「トラピスト1」を発見したと2月22日付の英科学誌ネイチャーに発表した。生命体が存在する地球型惑星の可能性があり、地球外生命体への関心がさらに高まっている。
数千億個の銀河があるとも言われる宇宙への夢をかきたてる“窓霜美術館”の光彩に感謝である。
(丸山祥司)