初勝利を飾るも課題残す―Jユースカップ

141023yampJリーグのユース(育成組織の高校生年代)日本一を決める「2014Jユースカップ第22回Jリーグユース選手権大会」の予選が4―26日、各地で開かれている。予選2試合目の山雅U―18は18日、松本市のアルウィンでYSCC横浜U―18と対戦し、6―1で快勝。同大会参戦3年目にして初勝利を飾り、悲願の決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。
J1、J2の39クラブ(讃岐を除く)と予備予選を勝ち上がったJ3などの5クラブの計44チームが出場。11組に分かれ、各組1回戦総当たりのリーグ予選を行い、各組1位と、2位の上位5チーム、さらに地域代表4クラブを加えた計20チームが決勝トーナメントに進む。
山雅はアルビレックス新潟(J1)、京都サンガFC(J2)、YSCC横浜(J3)の各下部組織と同組。5日の初戦は、敵地で京都に1―3で敗れた。

横浜戦は前半34分、右CKからのこぼれ球をMF塩原健が右足で先制すると、その2分後、今度はFW小松蓮が相手GKのキックミスしたボールを奪い、2点目を挙げた。
調子を上げた後半は、途中出場のFW高橋晟弥が活躍。26分に中央をドリブルで突破しシュート、33分も中央から今度は左足でゴールを決めた。
41分に1失点したが、終了間際に、高橋が強烈なシュートで自身公式戦初のハットトリックを達成。ロスタイムには、さらに高橋がダメ押しとなる追加点を奪った。

岸野監督就任2年目となり、山雅ユースは着実に力を付けてきた。一昨年初出場した同大会は予選リーグ無得点のまま敗退。昨年も3戦全敗のグループ最下位に終わったが、今大会では、昨年0―8で大敗した京都戦で1点を返す底力を見せ、横浜戦では最後まで攻撃の手を緩めず、勝利へのこだわりを見せた。
しかし、試合終了後、岸野監督は「内容は最悪。フリーでのミスが多く、普段練習でできたことが試合でできないのはまさに力不足」と厳しい声。DF古市真也主将も「勝ったことはうれしいが、正直気持ちのいい勝ち方ではなかった。攻守とももっといいプレーができたはずだ。次戦までにチームの気持ちを高めたい」と話した。
最終戦は25日、昨年8強の新潟と敵地で対戦する。決勝トーナメントに進むには、勝ち点で並ぶ新潟に大差で勝つことが最低条件だ。

○…FW高橋晟弥(4得点) 「自分がゴールを決めるという強い気持ちで臨んだ。サポーターの熱い声援が力になった。次も積極的に点を取りに行く」
(高山佳晃)