仕組み学び手描きアニメに挑戦

松本市美術館は28日、小・中学生を対象にアニメーションの仕組みを学ぶ「みんなのムービーアニメーションのしくみ」を開いた。参加した19人が、透明なフィルムに油性ペンで絵を描き、最後に全員のフィルムをつなげて1分間の上映を楽しんだ。
参加したのは小学生10人と中学生9人。世界的アニメーション作家、山村浩二監督の作品「右目と左目でみる夢」を鑑賞した後、アニメーション作りに挑戦した。
それぞれ3秒分に当たる72コマ分の16ミリフィルムを受け取り、どんなふうに動くか想像しながら絵を描いた。
清水中の美術部員は、「アニメをデジタルで作る時代だが、みんなで分担して作る手描きのアニメの面白さと、その手法を勉強しよう」と7人が参加した。
1時間ほどかけて完成させたフィルムを全員分つなげて上映すると約1分。参加者は「30分、1時間のアニメを作るには、すごく大変なんだね」などと話しながら、次々と変わる画面の中から、自分の絵を探した。
魚がだんだんと海に潜っていく様子を描いた鈴木涼介君(8、松本市元町)は、弟と参加。「魚は良かったけど、途中、魚を電車に変えてみたところが、全然分からなくて残念だった」と話した。
会場内にはアニメーションの原型ともいえる、絵が動くおもちゃ「ぱらぱら漫画」や「驚き盤」なども展示され、参加者は興味深そうに手にしていた。
(田原利加子)