今季振り返り3選手に聞く

171130yamp来季3年ぶりのJ1復帰を目指したが、今季8位に終わり目標に届かなかった山雅。自動昇格(1、2位)争いに絡めず、昇格プレーオフ(PO、3~6位)進出をうかがう位置につけたのもシーズン終盤。19勝9分け14敗、積み上げた勝ち点66は7位に終わった2013年と同じで、順位はJ2入りした12年の12位に次いで低い。厳しい現実を突きつけられた今季を振り返る。

不安定だった戦いぶりは、順位の推移を見ても明らかだ。序盤こそ昨季とさほど変わらなかったが、12節以降1度もPO圏外に落ちなかった昨季と違い、最後まで安定軌道に乗れなかった。
過去に強さを発揮してきた夏場も中位での戦いが続き、28節から6試合無敗(5勝1分け)でようやくPO圏内に食い込んだ。が、34節・山口戦は試合終了間際の10分足らずで3失点し、衝撃的な逆転負け。今季最長の無敗が止まると、以降も大事なところで勝ち切れず、PO進出の当落線上をさまよった。
アルウィンでの最終節は、勝てば自力でPO進出が決まる状況だったにもかかわらず、J入り以降の対戦で一度も負けていなかった京都に0-1。勝負弱さは最後まで修正できなかった。

アルウィンでの今季終幕から1週間余り。ピッチで唇をかんだ選手たちは今季をどう受け止め、来季に向けて何を思うのか。シーズンを通して主力として奮闘した3選手に聞いた。

【20番・石原崇兆】
個人的にはキャリアハイ(リーグ出場37試合・7得点)の数字を残し、プラスに捉えている。が、チームのことを考えると、もっと点を取らないといけなかった。前線で使ってもらっているので結果で応えたかったが、出場数に比べて得点が少ない。
チームとしてはすごく残念なシーズン。調子に波があり、良い時期と悪い時期を繰り返した。勝てない試合が続いたり、ホーム戦での白星が少なかったり。象徴的だったのがアルウィンでの山口戦の逆転負け。あそこから徐々に崩れていった感じだ。
昨季は、守備が好調な時は攻められても零封して終われる試合が多く、勝ちパターンができていた。今季はリードしていても残りの5~10分で追い付かれたり、逆転されたりが多かった。技術的な部分はすぐには直らないが、気の緩みとか精神的なところは改善できたはず。
今季はヒロ(高崎)さんだったり(工藤)浩平さんだったり、先輩に引っ張ってもらった部分が多い。来季はもっと若手が頑張らないと。個人的には2桁得点を目指す。

【3番・田中隼磨】
結果が出せず、非常に残念なシーズンだった。自分が生まれ育った街でもあり、常に後押ししてくれてるファン・サポーターに対しては感謝しかない。
ただ、僕がこのクラブに来た年こそJ1昇格という結果を出せたが、その後は応えられていない。自分自身まだまだと感じている。
来季もこれまでと変わらず、前シーズンの悔しさや課題を克服し、少しでもバージョンアップできるようにやり続けていくだけ。

【10番・工藤浩平】
悔しくて申し訳ない気持ちでいっぱい。昨季も最後は悔しい幕切れだったが、今季は1年を通して消化不良というか、ずっと悔しい思いがあった。
自分の年(33歳)は意識していないが、監督が言う通り試合に出ている選手の年齢層が高く、若手がいなかったのは確か。
相手に研究・対策され、押さえるべきところを押さえられ、それを上回る力が出せなかった。セットプレーでの得点が減り、逆に(セットプレーで)やられる場面も増えた。シーズン中に修正できない点が積み重なり、勝ち切れる試合が少なかった。
個人的には昨季の11点に続き、今季8点というゴール数は前向きに捉えている。点を取るタイプではないが、得意でない分野でも伸びていると思う。
反町監督は来季を「ゼロからのスタート」と言ったと聞く。チームの若返りとともに結果も厳しく求められるはず。来季のことは分からないが、このチームにいられるのであれば、そこに貢献しつつ楽しくプレーしたい。
(長岩将弘、大山博)