今季前半ホーム最終戦 岡山と1-1 終盤失点また勝ち切れず

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今季3度目の連勝を期した、勝ち点で並ぶ岡山との一戦。昨季のJ1昇格プレーオフで敗れた相手でもあり、先制してサポーターのボルテージも上がったが、終盤の失点で引き分けた。「今の実力と承知はしているが、同じような試合を繰り返しているようでは…」と反町監督。浮上の兆しは見えてこない。
「相変わらずというか、いつも通りというか、あっさりという感じで…。何ともコメントできない試合でつらい」と会見で絞り出した指揮官。ホームでは2カ月以上勝利から遠ざかった。
追い付かれた直後に得たPKを失敗した田中は、自身がマークした選手に同点弾を許したことも含め「俺1人のせいで勝ち点3を取れず、申し訳ない」とうなだれた。
1|0の終盤、工藤に代えてパウリーニョを入れ、追い付かれたのは17節(4日)東京V戦と同じ展開。1点を守り切るのか、2点目を取りにいくのかという、ベンチの判断や選手間の意思疎通は明確だったか。
飯田は「もう1点取らなくてはいけなかったし、守り切らなければいけなかった。そのどちらもできなかったのはピッチ内11人の問題」と危機意識の共有を訴える。
反町監督は「リードしても2点目が取れないし、走力も落ちてくる」とし、守備についても1点を守り切った試合が今季一度しかないことを挙げ、「フィジカルも含めて能力を出し切れているかどうか。人を代えることも必要かもしれない」と、次節以降のメンバー変更を示唆した。
今季前半のホーム戦が終了。飯田は「これ以上いろいろなものを失う前に、何かをしなくてはならない。皆が顔を洗って自分たちの立場を認識し、(シーズン)後半は違う顔で戦わなくては」と話した。

J2は25日、第20節を各地で行った。12位の山雅は13位ファジアーノ岡山とアルウィンで対戦し、1-1で引き分けた。山雅は12位のまま。
山雅はボールへの執着心を見せて試合立ち上がりから攻勢に出て、前半終盤に工藤の右クロスに飯田が頭で合わせて先制した。
しかし、後半は防戦一方になり、失点は相手ロングスローのクリアをヘディングでつながれ、守備陣がボールを見て足が止まった瞬間に相手に抜け出された。
その1分後に安川が倒されてPKを得たが、GKに止められた。
次節は7月1日、山口市の維新百年記念公園陸上競技場で21位レノファ山口と対戦する。昨季の対戦成績は2分け。

昨季まで山雅に5季在籍し、主力としてチームを支え続けたDF喜山が昨年11月のプレーオフ以来、今度は対戦相手の主将としてアルウィンのピッチに立った。
「敵になってみると、山雅サポーターがつくり出す雰囲気のすごさをいっそう感じた」と喜山。「(岡山は)チーム状態が少しずつ良くなってきており、難しいアウェーで勝てれば自信になると思っていた。好機は多くつくれたが、悔しい引き分け」と振り返った。
山雅がJ2入りした12年、岡山から期限付きで移籍していた讃岐(当時JFL)から加入。高い技術と優れた戦術眼でボランチとして定着し、15年からはDFでもプレー。
3バックの左で攻撃の組み立てにも力を発揮した昨季は、リーグ40試合に出場しながら不可解な契約満了に。試合後は再会を望む大勢の山雅サポーターがスタンドに残る中、しばらくしてピッチに姿を現し、移籍を惜しむ声に応えた。
「5年間でたくさん試合に出させてもらい、いろいろな経験を積めたからこそ今がある」と喜山。いっそうの奮闘を誓っていた。
(取材班)