上松町で亡き母の「はり絵」作品展

上松町小川の関西電力木曽電力所内「かんでんギャラリー」で、同町在住で2005年に82歳で亡くなった吉村久代さんの「はり絵」作品展が開かれている。柔らかで情緒ある雰囲気の60点を展示。31日まで。
リンドウやホオズキなどの植物、桜並木や紅葉などの風景、金太郎やひな人形などを、和紙を切り貼りして描いている。
作品は吉村さんの葬儀後、一人で暮らしていた家から100点以上が見つかった。それぞれに名前の頭文字「ひ」の落款があり、吉村さんの自作と分かった。
台紙の裏に記された制作日から、50代から20年間ほど取り組んだことが分かるが、吉村さんの長男・勝巳さん(70、上松)は「全く知らなかった」。母親の元を度々訪れていたが、一度も見たことがなかったという。
作品は親族で分け、一部を町内のセレモニーホールに飾ったところ好評で、より多くの人に見てもらおうと今回の展示を企画した。
転勤族の専業主婦で控えめな性格だったという久代さん。「こんなに丁寧に、よく作ったと感心する。見た人が喜んでくれれば」と勝巳さん。
開館午前9時~午後5時(31日は正午まで)。土日曜と祝日休館。同電力所電話0264・52・4681
(井出順子)