バス車中の過ごし方は?

170601yamp敵地で試合するアウェー戦の移動に、山雅は大型バスをよく使う。相手によってはかなりの長時間を揺られて行くことになるが、選手たちは車内でどのように過ごしているのだろう。おおまかな座席の位置とともに聞いてみた。
毎回メンバーが異なるため座席は固定されてはいないが、だいたいの位置は決まっている。前方に監督やコーチ、スタッフが固まって座り、ベテラン選手たちは後方。若手は前寄りに座ることが多いようだ。
前日移動の車中は何人かで談笑したり、一人で音楽を聞いたりタブレット端末で動画配信サービスの映画、ドラマを見たりするなど、多くの選手がリラックスして過ごす。
「サッカーからちょっと離れる感じ」と話す工藤や飯田、武井、山本、鈴木らはゲーム機を持参し、通信プレーに興じることが多い。飯田は「バスの中ではあまり眠れない」と、たいてい起きて過ごすそうだ。
一方で「ひたすら寝ている」のは村山。乗り物酔いしやすい体質で、画面を見たり本を読んだりするのは避ける。窓を開けて景色を眺めたりもするが「ほぼ寝てるか食ってるかですね」。
三島も乗り物酔いしやすいというが「活字を追うのは厳しいが、映像は大丈夫」と映画を見ていることが多い。
同じく映画好きの石原も「思わずじわっときてしまうことがある。意外と作品に入り込める環境かも」。ただ、石原の席はブラジル人選手に囲まれることが多く、「楽しそうに何かしゃべってますが、輪に入っていけなくて…」と苦笑い。
岡も映画を見たり音楽を聞いたりすることが多い。「バス移動が好きなので苦にならない」と言う。
映画より「とりためたテレビ番組を見る」というのは宮阪。車内は空気がこもって暑く感じるため、少し薄着で過ごすなど「くつろいで過ごせる環境づくりを意識している」と話す。
映像派が多い中、「最近はミステリー小説を読んでいる」というのが橋内。徳島に在籍した昨夏、けがで精神的にも苦しかった時に「これまでしていなかったことをやってみよう」と、妻の助言もあって本を手に取った。
面白さにはまり、「山雅に来て読書量が増えた」とうれしそう。遠隔地だと片道で1冊読んでしまい、敵地で本を調達することもあるそうだ。
宿舎からスタジアムに向かう車中は、三島や宮阪、石原、村山ら好きな音楽を聞いて気持ちを盛り上げる選手が多い。宮阪は缶コーヒーを飲むのがルーティン。プロ入り間もない山形時代、チームメートの外国人選手をまねたところ、その試合がうまくいったため続けているそうだ。
(長岩将弘)