カタクラモール一帯の再開発へ 市民の勉強会など続く

松本市のカタクラモール一帯にイオンモールが計画している再開発に対し、市民がその内容を知り、周辺地域への影響について考えようという勉強会やフォーラムが相次いで開かれる。20年後、30年後の松本をより魅力的な街にするため、市民団体が集める署名も、1万人近くになっている。
【ナワテ通り商業協同組合】 30日午後6時半、四柱神社参集殿で、商店主のための街づくり学習会「イオンモール計画をどのように考えるか?」。講師は都市計画家の倉澤聡さん。再開発計画で明らかになっていることなどを参考に、既存の商店街、松本の街づくりに与える影響を考え、これからの街づくりの方向性を探る機会を提供する。一般市民も参加できる。
愛知県岡崎市のイオンモールを見学したという同組合副理事長の大月利雄さん(64)は「空き店舗が多くなり、中堅のスーパーも打撃を受けるのではないか。既存の商店にとっては脅威で、交通渋滞も心配」と話す。大月さん電話39・2163

【松本青年会議所】 11月12日午後7時、県松本勤労者福祉センターで、まつもと市民フォーラム「『カタクラ再開発』から読み解くまちづくりと市民像のあり方」。再開発は一部の人だけでなく、松本全体に大きな影響が予測されるとし、市民が主体的に街づくりについて考える場とする。
2部構成で、1部は「カタクラ再開発」の論点整理。経緯を振り返り、現状を整理する。2部は車座ふるさと座談会で、「今後のまちづくりの方向性とあるべき市民像について」。参加者が車座になり、それぞれの考え方を言ったり聞いたりする。
JC総務政策発信委員会の井上博文委員長(40)は「他県のイオンモールは郊外型。地方都市の中心市街地のモールは、1つのビジネスモデル。出店は反対ではないが、自分たちがどんな街に住みたいのか、巨大なショッピングモールが本当に松本の活性化につながるかなどを考えてほしい」としている。松本JC電話32・7646

【市民有志の勉強会】 商店街関係者など市民有志でつくる「未来の子供達のために魅力ある松本にする会-今井五介翁の偉業、遺産を学びながら」(横内祐一郎会長)は11月24日午後0時50分、県松本勤労者福祉センターで。市文書館前館長の小松芳郎さんが「片倉産業遺産群と今井五介翁」、建築家の降幡廣信さんが「カフラスを残すことにどんな意味があるのか」と題して話す。
同会は、カタクラ産業遺産群を活用し、より魅力的なモール、街にしてと、計画変更を求める署名活動を行っていて、これまでに1万人弱が集まった。
建築家の倉橋英太郎さん(64)は「この遺産群を利用し、これまでにないイオンモールを造ってほしい。(署名は)11月末までに5万人が目標」と話している。事務局電話26・6765
(八代啓子)